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2016年08月26日

N1裏テント撤去の危機、余儀なくされる二正面の闘い

余儀なくされる二正面作戦、N1裏テント撤去の危機

本日25日、朝6時頃から高江橋に市民が集まり始めた。一方で別働隊が編成され、国頭村にある採石場まで早朝5時に出発して行った。予定では採石場での抗議のあとに高江橋で合流するはずであった。
朝の集会を終えた8時頃、N1裏に防衛局の職員が集まっていると、高江橋に救援を要請する連絡が入った。
その時N1裏のテントには3名とたまたま視察に来ていた共産党の畑野君枝・島津幸広・梅村さえこ衆議院議員も居合わせていた。
話し合いの末、高江橋にいた全員で抗議に駆けつけることを決め、9時、現場にいた防衛局職員と市民が対峙する。その時機動隊員らもN1裏にはいたが手は出さずに傍観していたという。

一方、国頭村の採石場の別働隊は南回りで出発しようとするダンプを止めようとしていたが、機動隊員に排除された後、安波方面の北ルートから南下した。無人の高江橋にたどり着き、N1裏へ行こうとしたが、高江橋とN1裏とをつなぐ県道70号線はすでに機動隊員によって封鎖されていた。
孤立した別働隊は高江橋での抗議行動に入ったが10時半頃強制排除され、圧倒的な数の機動隊員によってカマボコ車の間の人間かまくらに連行されてしまった。この拘束は2時間にも及んだという。
N1裏と高江橋は途中の県道70号線を機動隊に封鎖されるとお互いに孤立してしまう。今日はおよそ100名が集まったが、二正面作戦を余儀なくされる以上、500名を越える機動隊防衛局に対抗するには、それを上回る市民の参加が不可欠になっている。残念ながら今日も20台のダンプがN1から入って行った。

N1裏のテント正面で、市民を中に入れさせまいとする防衛局職員10数人を市民が押し返していたその時、異変に気がつく。N1裏からおよそ150mほど進んだ辺りでフェンスの建設が進んでいたのだ。
市民が建設場所にたどり着いた時には、正面のN1からやって来たであろう機動隊員70〜80名と民間警備員が既に配備されていた。細い林道にびっしりと埋め尽くす機動隊員の前に抗議の市民には成す術もなかった。
バックホーなどの重機が動く音が16時ころまで山に響いていたという。
約3mの高さのフェンスが、その奥20mくらいまで、今日一日で作られてしまった。

今日の防衛局の動きを受けて、N1裏テントや車両の強制撤去が近日未明に行われる可能性があると緊張感が走っている。いつもは消灯21時を守っていたが、今夜は会議などが続けられ、明かりが消えたのは22時過ぎだった。強制撤去があるとすれば夜中に機動隊の集結があり、明け方を待って着手されるだろう。
明日、明後日に、N1裏のテントの強制撤去の可能性が拭いきれないが、経産省前の脱原発テント村が強制撤去されたのが日曜日の午前3時だった事を考えると、休日といえども油断はできない。今週いっぱいは山場になりそうだ。

台風10号の影響で風が少し強く、幾分涼しいものの、断続的に強い雨が降る夜に、N1裏のブルーシートのテントには危機感を感じた多くの市民が泊まり込んで朝を待っている。

























Posted by Moist Chocolat at 01:11│Comments(0)
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